今回は、製缶定盤について説明させて頂きます。当社では、特注の製缶定盤の製作が可能となりますので、是非ご相談ください。

製缶定盤とは

製缶定盤は、製缶作業に使用される定盤で、台の上で曲げ作業や溶接作業をしたり、組立作業をしたりできます。ただ、製缶作業を行う前提で作成しているので、検査専用の定盤ほどの精度は高くないため、機械加工などの精度が求められる製品は箱型定盤を使用します。

製缶定盤と箱型定盤の違い

製缶定盤と箱型定盤では、重視すべき点が違います。箱型定盤は罫書台、測定台、ケガキ台として使用されるものを言います。簡易的な検査から本格的な測定まで使用でき、精度が求められます。製缶定盤は、作業を行うため、強度が必要になります。衝撃や表面の傷の蓄積で面の精度が落ちていくためです。製缶定盤は、検査・計測の面で高い精度を求めるというよりは、作業の質を高めるために使用するものと言えます。

製缶定盤の用途

製缶定盤の用途は、製缶作業における溶接作業や曲げ作業が主なものになります。溶接前の仮止めや製品同士を溶接したり、歪みを除去したりするときに使用されます。そのため、製缶定盤には、穴を数か所設けて、固定器具をつけられるようすることが多いです。

製缶定盤の製作工程

H鋼や角パイプとプレートを溶接し、土台となる部分をつくります。その上に厚板を土台に乗せます。その後、厚板の部分は機械加工で表面を切削し、平面度を出します。こちらの切削の仕上げにより定盤の精度に差が出ます。精度の高い定盤を求める場合は、その分コストも高くなります。製缶定盤の場合は、製品を固定して、作業がしやすいようにタップ穴を複数箇所に設けることが多いです。

当社の製缶定盤 製作実績

当社の製缶定盤の製作実績を紹介します。

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定盤は、加工・検査・組立などに用いられるもので、平面の基準となる台です。平面の精度が正確でなければ、いくら適切に加工をしても精度がうまく出せません。精度の高い加工を行うためには欠かせないものです。こちらの定盤は、大型の製品でも使用できるように製作しています。
製作は、H鋼やプレートを溶接し、土台となる部分をつくり、その上に30mmの厚板を土台に乗せます。その後、機械加工にて表面を切削し、平面度を出します。タップ穴も20箇所設けており、製品を固定できるようにしています。これは、溶接の歪みや加工による反りを抑えるために利用できます。

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当社にいただく、製缶定盤・大型定盤に関するよくある質問

当社に頂く、製缶定盤・大型定盤に関するよくある質問を紹介します。

■大型の製缶定盤の製作は可能ですか?

■大型の定盤の製作委託先を探しています。貴社に依頼した場合、平面度はどの程度になりますでしょうか?

■大型の定盤の製作が可能だと聞きました。貴社に依頼した場合に、最大サイズはどの程度まで可能でしょうか。