Before (改善前)

 板金組立品でリブを溶接して補強強度を出すことがあります。お客様からの図面寸法に合わせてリブ溶接を行います。取り付けるリブの長さは270mmで溶接ピッチが45-90の場合、リブ溶接を行うと図の様にリブの端が溶接されない場合があります。リブを取り付ける事で製品強度を確保する事が考えられますので、この様な状態では十分な強度が得られなく強度不足になってしまいます。

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After (改善後)

 リブ両端の溶接を行う事で補強強度を確保する事が出来ます。場合によっては溶接ピッチを30-60に変更すれば、均等に溶接が出来、強度も確保することができます。特に、板金組立品の場合は強度が求められることが多くあるため、強度が確保される設計を行わなければなりません。加工方法を踏まえた設計を行うことで、適切な強度を出すことができます。

POINT(要約)

 板金組立を行う場合、溶接や締結部品で組立を行いますが、強度を上げるためにリブ溶接を行う場合があります。しかし、リブの設置条件によっては十分な補強強度を確保出来ない溶接条件があります。加工工程と加工方法を加味した設計を行うことで、スムーズに加工することができます。