Before (改善前)

上記のようなフレーム同士を溶接する場合には、溶接時の熱によって発生する歪みや収縮を考慮し設計を行い、寸法公差を入れる必要があります。例えば、上記のような製品を製作する時などはフレームにキリ穴が設けられており、その穴ピッチに±0.1mmの寸法公差が入っていたら、溶接の熱により発生する歪みや収縮によって寸法公差を守ることが困難となり、歪みや収縮を最小限に抑えるべく溶接を慎重に行うため、溶接時間が長くかかりコストアップに繋がってしまいます。

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After (改善後)

製缶板金で溶接を行う場合においては、上記のようなフレーム同士を溶接する製品の穴ピッチに高い寸法公差を求める場合には、極力溶接を行う箇所を少なくする設計が大切になります。しかし、上記の製品のようにどうしても溶接が避けられない構造の製缶板金品の場合には、溶接の熱による歪みや収縮を考慮する必要があります。穴ピッチが150mmであれば±0.5mm程度の寸法公差まで緩和できれば、溶接後の機械加工で対応することができます。

POINT(要約)

なお、どうしても穴ピッチの寸法公差が±0.1mm必要な場合は、溶接後に穴加工を行う事で寸法公差を守る事も可能です。溶接後に機械加工を行うことで、高い加工精度を実現することができますが、その製品形状によっては機械加工の前に溶接を行わなければならないこともあるので注意が必要です。