Before (改善前)

 L型の製品を製作する際に、板材を曲げてL型に加工する場合と、Lのアングル鋼をユニットワーカーで切り出す場合の二種類の加工方法があります。これら二つの方法は、同じ形状を作り出せてもコストに違いが生じます。また、これらの方法のうち、どちらかが必ず安く作れるというわけではありません。コストダウンするためには、加工の仕様要件によって上記2種類の最適な方法を選択する必要があります。

V

After (改善後)

 L型の製品を製作する際には、加工要件に合わせて最適な方法で加工することがコストダウンにつながります。アングルに穴をあけない、強度が必要な、板厚t6.0以上、これら三つの条件を満たすならばLのアングル鋼からユニットワーカーで切り出した方が安価に加工することができます。逆に、アングルに穴をあける場合などは、板材から曲げてL型製品を製作することでコストダウンすることができます。

POINT(要約)

 L型の製品を製作する際には、ベンダーで板材を曲げて作る場合と、市販のアングル鋼からユニットワーカーで切り出す場合があります。これら二つを加工要件に合わせて選択することでコストダウンを行うことが可能となります。加工内容、求めまれる強度、板厚などに合わせて最適な方法を選択することが重要です。